衛生ゾーニングは、家畜の疾病管理にとって、非常に重要なツールです。なぜなら、病気の発生を抑えて、食品の生産を守り、国際貿易の継続性を保つことができるからです。さらに、その適用は、食料安全保障を強化し、食料の供給を守り、そして、衛生上の緊急事態に対して生産システムの競争力を高めることにも役立つからです。
チリは、農業牧畜庁(SAG)の取り組みや疫学モニタリング、官民連携に支えられた、強固な衛生システムを有することで知られています。これらの能力によって、チリは、衛生ゾーニングのようなメカニズムへの国際的な評価を高め、市場の信頼や農畜産品輸出の競争力を強化しています。
こうした中、アジア太平洋経済協力フォーラム(APEC)に加盟する12の国と地域の代表者たちが、国際機関や官民部門の関係者と共に、国際的なワークショップ「家畜衛生におけるゾーニング:食料生産向上のための経験や優れた実践を共有しよう」に参加しました。この会合は、衛生上の緊急事態への対応力を強化し、より競争力のある農産食料システムを推進することを目的としています。
6月9日にサンティアゴで開催された、チリの農業省、農業政策調査局(Odepa)、およびSAGの主催による活動には、フアン・カルロス・ドミンゲス・チリカルネ執行会長の他、動物衛生や農産食品の貿易に関わる当局者や専門家が参加しました。
会合の中で、参加した国と地域の専門家たちは、家畜の疾病管理や貿易フローの継続に貢献することで国際的に認められているメカニズム「衛生ゾーニング」の適用に関する経験や優れた実践について分析を行いました。このツールは、鳥インフルエンザやアフリカ豚熱、口蹄疫といった多大な影響を及ぼす衛生上の脅威に対処するため、特に重要になっています。
鳥インフルエンザに対する最近のチリの経験は、衛生上のリスクを効率的に管理し、同時に生産と国際市場へのアクセスを守ることのできる手段を持つことの重要性を明らかにしました。食肉セクターのような輸出セクターにとって、こうした能力は、貿易パートナーの信頼を強化し、不測の事態により良く対応するために極めて重要です。
「衛生ゾーニングは、チリのような輸出国にとって、極めて重要なツールです。なぜなら、衛生上の不測の事態に効果的に対応し、家畜の健康と同様、貿易の継続性も守ることができるからです。市場からの承認を進めることは、私たちの輸出競争力を強化するために不可欠です」と、チリカルネ執行会長は指摘しました。
このワークショップの開催は、食料安全保障、生産システムの継続性、そして国際貿易の柱として、動物衛生の重要性をあらためて確認するものとなりました。ワーキングセッションのおいては、参加した国と地域は、経験を共有し、共通の課題を分析、そして動物衛生におけるゾーニングについて、APECの将来的な参考指針のベースとなるだろう提言の策定に向けた議論を前進させました。
このイニシアチブを通じ、チリは、家畜の健康を守り、食料の生産を強化、そして安全で持続可能な国際貿易を促すことに役立つツールを推進しながら、地域協力を強化し、衛生上のリスク管理における経験を共有することを目指しています。