コエクサ社Coexca S.A. およびその養豚施設が動物福祉の認定を受ける
チリの食肉生産業界では2番目となる動物福祉認定を受けた企業に。 今年3月3日、コエクサ社とその養豚施設はMSD アニマルヘルス社を通してFSTeam(Welfcert動物福祉認証機関)より動物福祉の認証を受けた。チリでは […]
チリの食肉生産業界では2番目となる動物福祉認定を受けた企業に。
今年3月3日、コエクサ社とその養豚施設はMSD アニマルヘルス社を通してFSTeam(Welfcert動物福祉認証機関)より動物福祉の認証を受けた。チリでは2社目の認証となる。認証はオイギンス州マチャリ地区にある施設で厳しい安全基準に従って行われ、ギジェルモ・ガルシア社長、ホアン・カルロス・ドミンゲス養豚協会(ASPROCER)会長、コエクサ社役員や認証を受けた5つの養豚場の関係者、監査関係者などが出席して行われた。
授与式の中でギジェルモ・ガルシア社長はコエクサ社がこの授与はこれまで生産工場、養豚場が培ってきたものの成果の一部であると強調し、会社の隅々に至るまで全員が意識を高く持って仕事をしてくれていること、また監査のプロセスに関わった認証機関に対しては難しい1年であった中で認証のためのプロセスを行ってくれたことに対して感謝の意を述べた。
養豚協会およびチリ食肉輸出協会(ChileCarne)の会長を兼任するホアン・カルロス・ドミンゲス氏はあいさつの中でこの認証について、コエクサ社は業界の模範となるとした上で「新型コロナウィルス感染拡大の中、大変な苦労があったことでしょう。その中で認証を受けらということは素晴らしいと思います。この役職についてコエクサ社のことを知って4年目になりますがこれまでの活動に敬意を表します。本当に素晴らしい!それは養豚場、生産工場ともにいえることです。業界のリーダーとして機動力となり、セクターの基準を引き上げてくれる素晴らしい会社です。」と強調した。そしてまた、今回の認証授与は食品生産業界が取り組んで行くべき高い基準と、標準化されたプロセスと動物福祉に関する大きな進歩を国全体に示すことになったと述べた。
コエクサ社のクリスティアン・カタラン生産部長はこれに応じ、世界中で新型コロナウィルス感染拡大が続く中での動物福祉の認証を実現することは非常に難しかったと述べ、特にそれが養豚場での家畜の飼育だけでなく家畜の移動や生産工場にまで関わることであったことを挙げた。「だからこそこの認証を受けることができたことは関係してきた全員にとって喜ばしく、誇らしい。そしてこの難しい課題を掲げ、認証にこぎつけた会社を誇りに思います。」と述べた。
またMSDアニマルヘルス南部のダニエル・グスマン豚ビジネスユニットマネージャーはコエクサ社と養豚場が動物福祉という業界にとって非常に難しい課題に対して認証を得たことを評価し「動物福祉なくして生産はないのです」と語った。
動物福祉の認証はマウレにある生産拠点、家畜移動システムとコエクサが所有する5つの養豚場- ポークランド(ティルティル地区)、サンタフランシスカ(チェピカ地区)、サン・アグスティン・デル・アルボリージョ(サンハビエル地区)、ラス・アスタス(トゥカペル地区)、そしてカナダ(ドニウエ地区)。認証は3年間有効で、毎年評価を受けなくてはならない。