チリ、インドへの官民合同ミッション:両国間の今後の通商関係に焦点

2023年6月27日

6月19日から23日にかけて、チリの各種セクターのために新たなチャンスを促す目的で、チリの様々な業界団体の代表者14名からなる注目の官民合同ミッションがインドを訪問した。この時の会合は、インド市場へのチリの参入戦略を強化 […]

619日から23日にかけて、チリの各種セクターのために新たなチャンスを促す目的で、チリの様々な業界団体の代表者14名からなる注目の官民合同ミッションがインドを訪問した。この時の会合は、インド市場へのチリの参入戦略を強化するのに役立つものとなるだろう。

ミッションは、官民合同で組織され、チリ貿易振興局局長イグナシオ・フェルナンデス、SOFOFA国際局長ディエゴ・トーレス、チリ・インド企業協議会会長ヘルマン・イラバカがミッションを率いた。

訪問の間、地元市場におけるチリ原産地呼称の発展を促し、政府当局やカウンターパート、企業家との関係を深めることを目指した。また、ミッションには、チリの生鮮果実、ドライナッツ、食肉、ワインの国内業界団体の代表者14名が参加し、主にインドの主要都市で開催された各業界の製品のプロモーション・イベントや会合に出席した。

アグロスーパーの国際営業部長で、この訪問でチリカルネ・ディレクターを務めたジョン・ルアーは、今回のミッションを評価し、「インドは、とても魅力的な市場なので、チリを、最高品質の食品を生産する国としてポジショニングしたいと思っています。これは、チリが、動物衛生、バイオセキュリティ、品質、そして、食品安全性の高い水準を有する国だからこそです」と指摘した。さらにルアーは、「チリカルネとして、国際市場、主にアジア市場における我々のポジションを強化するため、業界の客先よりもさらに進み、最終消費者を魅了するようになることを課題に掲げています」と付け加えた。

インドは引き続き、銅関連以外のチリの輸出が伸びている相手国である。輸出額は、2018年の3億4,300万ドルから、2022年には2021年比で4.25%増の4億ドルまでに増えている。このインドへの輸出額は、銅関連以外のチリの輸出総額の1.8%を占めている。

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