チリは、国境を積極的に守り、豚肉の輸出国として競争力のある主な利点の一つを強化している。
チリの主たる豚肉輸出企業をまとめるチリポークは、病気を免れてきたという国の衛生財産を守るため、多大なる貢献をしている。2019年から、チリポーク加盟企業は、チリ農業牧畜庁(SAG)と豚肉産業との間の作業委員会に参加してい […]
チリの主たる豚肉輸出企業をまとめるチリポークは、病気を免れてきたという国の衛生財産を守るため、多大なる貢献をしている。2019年から、チリポーク加盟企業は、チリ農業牧畜庁(SAG)と豚肉産業との間の作業委員会に参加している。そこではまず、病気のウイルスがチリに侵入する最大のリスク要因を特定し、具体的な予防策が講じられた。
国境に至る前(プレ国境):豚肉産業は当初より、米大陸のその他の国々と共に“米大陸ASF(アフリカ豚熱)予防”のような予防または抑制のベスト・プラクティスを定める組織に参加し、予防のベスト・プラクティスを導入するため、ホセ・マヌエル・ビスカイーノと言った国際的な専門家に助言を求めてきた。
国境において:チリポーク加盟企業は、様々な方法でチリの当局に協力しながら、取り組みを進めている。つまり、空港や港、国境通過地においてモニタリングを行い、それには豚肉産業が寄贈した10匹の訓練犬による犬部隊のサポートも含まれている。また、様々な病気の国内侵入の疑いやリスクに対しより良い診断能力を持つためKingFisher機器1台が寄贈され、押収品の検査が行われている。靴を衛生的にするため足湯を設置したり、動物や植物由来の物品の入国を避けるため、国境で査察を担当するチームおよび旅行者への意識向上キャンペーンも実施している。すべては、チリの衛生財産の保護に貢献するためである。
さらに、豚肉産業は、とりわけ対外的には国境での予防とコミュニケーション対策、国内面では生産企業への衛生強化基本規則を含む総合的な観点からの原料管理プログラムに協力している。
一方、チリポーク加盟企業は、ASFの侵入を予防する目的で、すべての協力者に研修を行い、もっとも高いレベルのプロトコルと基準を有している。これにより、それら企業のすべての施設でバイオセキュリティ対策を強化することが可能となった。
「チリポークは、常に、予防を先導するチリの公的機関と共に取り組みを行っており、家畜に悪影響を与え得るどんな病気もチリに侵入するのを予防するといった重要な課題においては協力を惜しまず努めてきました。同じ意味において、加盟企業やその作業チームが生産の各段階において我が国の衛生財産を守りながら、各自の農場で予防活動を強化するよう、基本規則を作成しています」と、チリ・ホワイトミート協会(チリカルネ)会長ファン・カルロス・ドミンゲスは述べている。