チリポーク、上海で輸入業者との年次ネットワーキングイベントを開催

2023年3月30日

中国におけるコロナ後の水際対策の緩和を受けて、地元企業と絆を深めるため、去る3月9日、チリポークが、中国、上海市で、豚肉輸入業者50名と年次ネットワーキングイベントを開催した。 チリ貿易振興局上海商務オフィス担当官である […]

中国におけるコロナ後の水際対策の緩和を受けて、地元企業と絆を深めるため、去る39日、チリポークが、中国、上海市で、豚肉輸入業者50名と年次ネットワーキングイベントを開催した。

チリ貿易振興局上海商務オフィス担当官であるフランシスカ・リフォと、在中国アグロスーパー営業部長ルカス・レッド、マックスアグロの代表者アレックス・チューといった豚肉輸出企業の代表者が出席し、ネットワーキングイベントが、名だたるルネッサンス・ユー・ガーデン・ホテルにて開催された。まず、駐上海チリ領事ゴンサロ・フィゲロアによる歓迎の挨拶で始められた。領事は、中国が我が国の主要貿易相手国であることを強調し、さらに、信頼とコミットメントに基づく長期的な関係により、両国間の通商関係が深められたと指摘した。

その後、世界の様々な国でチリ産豚肉の業界ブランドとして知られているチリポークを代表する協会チリカルネの会長フアン・カルロス・ドミンゲスが挨拶をした。ドミンゲスは、チリで収録されたビデオを通して参加したのだが、チリポークの中国市場に対するコミットメントをあらためて述べ、「SIAL上海2023」の中で、来月5月に対面での活動を行うことを発表した。そして、「2022年は厳しい経済情勢でしたが、チリは、高い品質とバイオセキュリティに基づく製品を生産し続けることに傾注しました。それにより、我が国は、豚肉輸出国世界第7位で、中国への輸出については第9位という地位を確保したのです。こうした活動の実施は、通商面でチリと中国との間にコミットメントや信頼があることの明確な証しです。さらに、中国の輸入業者の方々のチリ産豚肉への関心が高まっていることも示しています。このことは、チリの豚肉輸出企業にとっては大きなチャンスです」と強調した。

イベントの中で招待客は、上海ヘッド・シェフ・アライアンスの創設メンバーであり、上海ビジネス&テクノロジー研究所“PICHホテル・サービス研究所”の教授である著名なグ・シェフによるクッキング・ショーにより、豚肉の様々な部位について理解を深めると共に、それらを試食することができた。グ・シェフが料理したのは、“豚のリブロース、エシャロット煮込み”、“豚足の野菜添え”、“豚肩ロースと塩水漬け卵の黄身”である。

チリと中国には、53年の外交関係があり、この2023年は、通商協定を締結して17年になることをあらためて思い起こすことが重要である。チリは、このアジアの大国と外交関係を結んだ南米で最初の国であり、自由貿易協定に署名し、現状に沿って改定した最初の中南米国家である。2022年、中国は、チリにとって最大の輸出先国であり、輸出額は、2021年比13%増の388億8,100万ドルで、同期の輸出総額の39%を占めている。

チリ産豚肉については、中国は、金額、数量共に、チリにとって第1位の輸出先国である。2022年、豚肉輸出全体の45%に相当する、枝肉重量で17万8,000トン以上を輸出し、輸出額では、2億2,100万ドル、全体の34%を占めている。中国においてチリは、第9位の豚肉輸入相手先国となっている。

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