チリポークとワインズ・オブ・チリが、日本とチリの外交関係樹立125周年を祝い、150名を超えるインポーターを集めてイベントを開催
つい先日の10月13日、チリポークとワインズ・オブ・チリが、チリ貿易振興局のサポートを得て、豚肉とチリワインのポジショニングのための一連の対面による活動を共同で行った。 この2022年は、日本とチリの外交関係樹立125周 […]
つい先日の10月13日、チリポークとワインズ・オブ・チリが、チリ貿易振興局のサポートを得て、豚肉とチリワインのポジショニングのための一連の対面による活動を共同で行った。
この2022年は、日本とチリの外交関係樹立125周年と二国間戦略的経済連携協定の調印から15年を祝う記念すべき年である。この二つは、政治ならびに通商分野で両国間に信頼の絆を築く大きなきっかけとなった出来事である。
これを記念して、豚肉とチリワインの市場での地位を守り、両産業にとって利益をもたらす団体と関係を強化することを目指す一連のイベントが日本で開催された。開催されたイベントは、以下のとおりである。日本のもっともプレステージの高いホテル・チェーンのエグゼクティブ・シェフ20名のための料理マスタークラス、専門メディア10社との記者会見、50名以上のインポーターが、8つのチリ・ワイナリーの製品を知り、試飲をしたワイン・マスタークラス、80名の豚肉インポーターが、豚肉のチリおよび世界の経済的シナリオを知ることができたセミナー、そして、豚肉とワインの150名を超えるインポーターが参加したクロージング・ネットワーキング・イベント。
世界でチリ産豚肉を普及・プロモーションするためのブランド“チリポーク”の運営団体チリ・ホワイト・ミート輸出協会チリカルネ会長のフアン・カルロス・ドミンゲスは、「3年半の後、日本でチリポークの対面による活動を再開しました。チリと日本の外交関係樹立125周年記念の枠組みでできるとは、なんと良いタイミングでしょう。東京で開催された4つのイベントの成功には、大使館と貿易振興局のサポートは欠かせませんでした。さらに、今回初めて、ワインズ・オブ・チリと合同でイベントが行われました。これにより、イベントがさらに話題を呼び、日本のシェフや記者、私たちのインポーターやディストゥリビューターの関心を集めるものとなりました。また、チリの豚肉輸出企業の主なエグゼクティブにも参加して頂きました。つまり、イベントは大成功でした。その上、翌日には、チリの議会によるチリのCPTPPへの加盟批准が実現したのです。このことは、チリの競争力を維持し、チリ産豚肉の主たる輸出先の一つ日本へ私たちの製品を引き続き届けることを可能にするものです」と述べた。
リカルド・ロハス駐日チリ大使は、「チリと日本の関係は、我が国にとってもっとも重要な関係の一つです。日本は、主な投資国の一つ、そして、我が国にとって主な輸出先市場の一つであるだけでなく、外交政策における価値を共有する国なのです」と指摘した。そして、イベントの開催を祝し、「ワインと豚肉のお蔭で、チリは日本で、日々益々有名になっています。チリポークとワインズ・オブ・チリが開催したようなイベントは、こうした日本との関係をさらに深め、名声を高めることに役立っています」と述べた。2021年、日本は、94億ドルを超える貿易額を有する、チリにとって第4位の貿易相手国でした。チリから、2020年より14%多い72億5,200万ドルが輸出され、チリの輸出総額の8%を占めました。2022年は7月までのところ、日本は引き続き第4位となり、チリから、前年同期比で13%多い44億ドル以上が輸出され、輸出総額の7%となっています。
チリ貿易振興局ゼネラル・ディレクターのパウリナ・バルデラマは、「我が国の製品は、高い品質基準やトレーサビリティ、安全性(無害性)、サステナビリティ、味わい、産地のお蔭で、日本においてその地位を築いています。日本は、我が国の農産食品の第3位の輸出先国で、2022年8月までのところ、11億3,800万ドルが輸出されています。私たちは引き続き、官民で連携した活動により、チリの輸出企業にとって数多くの機会を提供してくれるこの重要な市場への取り組みを進めていきます。貿易振興局が支援し、こうした産業ブランドが主催するイベントは、各製品のメリットを伝えることができると共に、一緒になって日本におけるチリのイメージを強化することに役立っています」と指摘した。
ボトルワインについては、日本は、第5位の輸出先市場で、2021年には、2020年より11%少ない1億1,900万ドルが輸出され、ボトルワイン輸出総額の7.5%を占めている。日本にとってチリは、フランス、イタリアに続く第3位のボトルワイン供給国となっている。2022年の前期は、日本に5,800万ドルが輸出された。2021年同期比で5.7%の増加となり、引き続きボトルワインの5番目に重要な輸出先となっている。
「多くの参加者を得たこのイベントで、日本との外交・通商関係樹立125周年を祝うことができ、とても嬉しく思います。イベントでは、チリワインの品質とサステナビリティ・コードを紹介することができました。このサステナビリティ・コードは、環境に対して責任ある生産を実現しようとするチリのワイン産業の横断的なコミットメントを証明するものです」と、ワインズ・オブ・チリのコマーシャル・ディレクターであるアンヘリカ・バレンスエラは述べた。「チリは、日本において、フランス、イタリアに続く第3位のボトルワイン供給国です。私たちの使命は、今日のような活動を通して、数量、金額共に輸出を増やすことです。今日の活動は、間違いなく、イベントに参加したインポーターやディストゥリビューター、記者に大きな印象を与えたと思います」と、コメントを締めくくった。
世界はチリの製品を好んでいる
日々、1,200万人が、世界でチリの豚肉を消費し、3番目に需要の多い国である日本の人たちが、その大きな割合を占めている。また、日本人は、チリのワインやサーモン&マス、ウニ、生鮮ブドウやレモンがとても好きである。日本のような要求度の高い国々にとってチリは、健康的で安全な食品の信頼できる供給国なのである。現在チリは、65ヵ国(EU、米国、中国、日本、韓国、オーストラリア、中南米など)と31の貿易協定を結んでおり、一連の食品生産・輸出国の中で重要な地位を占めている。過去30年においてチリが構築してきたこうした市場開放の通商政策は、輸出食品が世界市場に高いレベルで浸透を図る上で基本的なことだった。
チリ産食品の輸出額は、時を経て持続的に増加し、2021年には、前年比で9.5%増の184億ドルを超える金額を輸出、チリの輸出総額の18%を占めるにいたっている。現在、チリの農産食品輸出品目の1位は果物、2位はサーモン、3位はワイン、4位が食肉で、食肉の中でも豚肉は、全体の56%を占め、もっとも多く輸出されている。
イベントの記録はhttps://youtu.be/CfNzAIUC9sk でご覧ください。