チリポークは、中国、広州市で最初の料理マスタークラスを開催し、成功裡に終えた。

2022年7月20日

マスタークラスは、中国の他の大都市でもチリ産豚肉を販売するという取り組みを推進する目的で行われた。広州市は、中国南部に位置する港湾都市で、人口は1,500万人を越える。今回のイベントには、14名のエグゼクティブ・シェフと […]

マスタークラスは、中国の他の大都市でもチリ産豚肉を販売するという取り組みを推進する目的で行われた。広州市は、中国南部に位置する港湾都市で、人口は1,500万人を越える。今回のイベントには、14名のエグゼクティブ・シェフとHORECA業界の仕入れに決定権を持つ人たち6名が参加した。

 

アジアの大国にある計り知れない数の都市では、消費する世界各国からの食肉は、毎年増えている。それゆえ、中国国内でのチリ産豚肉の販売エリアを広げることは、常に取り組むべき大きな課題となっている。こうしたことから、引き続き、チリ産豚肉の特性やメリットを広めることを目的として、7月18日、広州市で料理マスタークラスが開催された。マスタークラスは、中国の料理界で要職に就いている他、国際料理マスターであり、グラン・インターナショナル・ユジンシュアン・ホテルやコンラッド広州ホテルの中国料理エグゼクティブ・シェフであるタン・グォン・フゥイ(Tan Guohui)・シェフによって行われた。

 

イベントには、広州市の最もプレステージの高いホテルやレストランのエグゼクティブ・シェフ14名とHORECA業界で仕入れの決定権を持つ人たち6名、また、チリポークならびにサンティアゴ・レカロス・エドワーズが広州オフィスの代表を務めるチリ貿易振興局の代表者たちが出席した。

 

「こうしたイベントは、とりわけ中国での現状においては、とても実り多いものです。この種のイベントを開催する難しさや外国人が少ないことは、中国で我が国の製品が占める地位を危うくするかもしれません。したがって、食肉産業で我が国製品が占める重要な地位を維持するため、イベントの実施を可能にする各機会を活用することが大切です。料理マスタークラスの形式も、とても適しています。というのも、チリ産豚肉の汎用性と地元レシピへの適応力を示すことができ、そうした最良の方法で、業界の最も重要なバイヤーの方々へアピールすることができます」と、チリ貿易振興局広州オフィス代表は指摘した。

 

今回、チリ産豚肉の肩ロース、バラ、豚足を主役とするメイン料理3品が作られた。最初のレシピは、“酢豚のパイン・スムージー添え”で、特に夏に適した、広東スタイルのパイン添え酢豚である。次は、豚肉が外はカリカリで中がソフトなのが特徴の“シェフ特性クリーミーポーク”。最後の料理は、“ゴールドガーリックとブラックガーリックを使った丸い豚足煮込み”で、そのまろやかで風味豊かな味わいで評価された一品である。

 

タン・グォン・フゥイ・シェフによって料理されたすべてのレシピには、主役として、チリポークにより輸出されたチリ産豚肉が使われた。シェフは、イベントの後、「チリ産豚肉を使ってみて、とても柔らかく、また、心地良くて食べやすい味わいの製品であると感じました。部位の中でも特に、豚の肩ロース、豚バラ、皮付き豚足(前足)が挙げられます。これらの部位はそれぞれ、独自の特徴を持っています。チリの肩ロースは、柔らかで繊維質、また、薄く均一な脂肪の層があり、少しバラ肉に似ていますが、脂っぽさはなく、ロース肉より風味豊かです。(中略)一方、バラ肉は、わずかに脂分が感じられますが、脂っぽくなるほどではなく、また、やや甘く、柔らかです。こうした特徴があったからこそ、それらがより際立つレシピとして“シェフ特性クリーミーポーク”を選びました。最後に、皮付き豚足(前足)には、柔らかな食感と上質な肉があります。やさしい味わいとその柔らかさが感じられるように、この部位を使って豚足煮込みを作りました」と述べた。

 

中国人消費者の好みについてシェフは、「私の意見では、中国人なら、チリのロースとバラを試してみたいでしょう。というのも、これらの部位は、中国の平均的な家族にとって、料理しやすいからです。(中略)豚ロースは、中でも、バーベキューや炒め物、スープ、ミンチ肉を使ったハンバーグ、酢豚などの料理に使うことができます。豚ロースを使った、もしくは、豚ロースを組み合わせた、幅広い種類の料理があります。バラ肉については、チャーシューを作ったり、バラ肉と黒インゲン、ピーマンの炒め物など、様々なレシピに使うことができます」とコメントした。

 

「料理マスタークラスのようなイベントによって、中国とこれまでに築いてきた良好な関係を保ち、深めることを目指しています。現在、チリ産豚肉が好感を持って受け入れられているのは、品質、安全、バイオセキュリティの高い基準に加え、生産プロセスにおけるサステナビリティへの取り組みに優れた、信頼のできるパートナーという地位を確立した結果です。だからこそ、チリ、ならびに、上質な豚肉という地位を守るためのイニシアチブを継続していきます」と、チリポーク会長のフアン・カルロス・ドミンゲスは述べた。

 

同様に、チリのイメージやプロモーションを強化するため、チリ貿易振興局の今後のイニシアチブの一環として、サンティアゴ・レカロスは、「直近では、“テイスト・ミュージアム(Museo de Sabores)”と呼ばれるイベントを企画しています。それは、“テイスト・オブ・エンド・オブ・ザ・ワールド(Sabores del Fin del Mundo)”の枠組みにおいて行われるもので、25社以上の食品企業が参加し、製品を展示します。その後、食品のインポーターや業界団体との夕食会が行われ、中国料理にアレンジしたチリの製品を試食して頂きます。展示会には250名ほどの来場者と夕食会には80名の企業家の出席を予定しています。展示品目には、ワイン、果物、乳製品、ハチミツ、魚介製品、さらに、パスタやジュース、子供向け食品といった、より付加価値の高い製品などが含まれ、もちろん、食肉製品もあります」と説明した。

 

イベントの記録は、https://youtu.be/bzXvTtL_uFEでご覧ください。

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