ホワイトミート産業は、2021年度、金額にして6.7%の輸出の伸びを示した。

2022年4月18日

2021年1月から12月までの間で、チリの豚肉、鶏肉、七面鳥肉の産業は、前年同期比でおよそ6.7%の伸びを示し、豚肉は引き続き、チリのこの種の食肉の中で主たる輸出品目となった。 今月提供されたチリ税関の数字によれば、ここ […]

20211月から12月までの間で、チリの豚肉、鶏肉、七面鳥肉の産業は、前年同期比でおよそ6.7%の伸びを示し、豚肉は引き続き、チリのこの種の食肉の中で主たる輸出品目となった。

今月提供されたチリ税関の数字によれば、ここ数年と比べチリの食肉輸出状況に変化が見られる。豚肉は引き続き、食肉の主たる輸出品目であり、年毎に、輸出先市場の多様化を進めているものの、2021年1月から12月の間の輸出額は、合計8億1,000万ドルで、前年同期に8億5,900万ドルであったことから、5.7%の減少となっている。アナリストのブレット・スチュアートが2021年末に行った予想によれば、それは主に、中国の様々な地方におけるアフリカ豚熱(ASF) 進行の抑え込みとその制御計画に関しいくらか明るい状況にあることから、同国が豚肉生産量を本来のレベルに徐々に回復させつつあることによるものである。また、世界の様々な国からの供給量が増えた結果、価格が低下したことも挙げられる。

その他理由も含め、2021年、世界で鶏肉の消費が増加することになった。そのため、チリの鶏肉の輸出額は4億5,500万ドルとなり、2020年の3億2,200万ドルと比べ41%の増加となった。七面鳥肉は、同期間、6,200万ドルを輸出し、2020年に比べて0.3%減少している。指摘すべき重要なこととして、豚肉については生産量の75%が輸出され、鶏肉の場合は29%、七面鳥肉は34%であるということだ。

既に述べたことに加え、フィリピンのようにASEANの新たな市場が開けたことと、チリの輸出部門が各国のインポーターとの関係を強化したことにより、2021年にホワイトミート産業は黒字収支を可能にし、また、現在の市場の状況からすれば、世界的なインフレ傾向やロシアとウクライナのような世界レベルの政治的緊張がもたらす市場の変動の他、未だ続く新型コロナウイルスのパンデミックによる世界的な危機やアジアと欧州でのASFの進行に伴う複雑な状況はあるものの、増加傾向が継続するものと期待される。

我が国の豚肉の主な輸出先国に関しては、中国が、輸出金額4億3,600万ドル、数量ベースでチリの輸出総量の54%を占めて、引き続き第1位となっている。鶏肉と七面鳥肉の場合、金額ベースでの主な輸出先国は米国で、それぞれ43%と19%を占めている。

 

2021年の消費量は、以下のようになっている。

 

KGS PER CAPITA        Kg/1人

Otras carnes                その他の食肉

 

2021年の消費量は、以下のようになっている。

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