北京での料理マスタークラス開催を経て、チリポークは、HORECA業界にさらなる浸透を図る
“チリ・ウィーク・チャイナ2023”開催の一環として、業界ブランドのチリポークは、2年を経て対面により、“ワインズ・オブ・チリ”と、国際的にチリ産ムール貝のポジショニングを図る“チリ・マッセル(ムール貝)”の協力の下、去 […]
“チリ・ウィーク・チャイナ2023”開催の一環として、業界ブランドのチリポークは、2年を経て対面により、“ワインズ・オブ・チリ”と、国際的にチリ産ムール貝のポジショニングを図る“チリ・マッセル(ムール貝)”の協力の下、去る10月17日に北京市において料理マスタークラスを開催した。そのイベントには、HORECA業界の代表者14名と有力な輸入企業5名、メディアから3名、さらに、5名のインフルエンサーが参加した。これらすべての参加者は、アジアの大国数百万人に影響を与える人たちだ。
チリと中国の企業の既存の関係を強化し、チリを信頼できる、持続可能な貿易パートナーと位置付けて中国への輸出を増やすための新たな協力分野の開拓を目指し、この魅力的なイベントが開催された。その中で、チリが、地理的条件により、無害性、トレーサビリティ、サステナビリティを確保しながら、高品質で自然な味わいの食品を生産するために恵まれた条件を備えている国であり、さらに、企業が持続可能な生産方法と環境へのコミットメントという付加価値を有している国であることが強調された。
地元の招待客に加え、イベントには、チリ政府から多くのメンバーが参加した。その中には特に、チリ政府農業大臣エステバン・バレンスエラ、チリ貿易振興局長イグナシオ・フェルナンデスが含まれていた。また、イベントには、チリカルネ会長フアン・カルロス・ドミンゲス、ワインズ・オブ・チリのコマーシャル・ディレクター、アンヘリカ・バレンスエラといったチリの業界団体の代表者も参加した。
イベントは、イグナシオ・フェルナンデスによる歓迎の言葉で始まった。その中で、中国とチリの関係が良好であることを強調、この関係は今後さらに発展していくだろうとの期待を示し、すべての参加者に、関心を寄せ、参加されたことに感謝の意を伝えた。この後、カルロス・ドミンゲスとアンヘリカ・バレンスエラが言葉を述べ、出席者に、チリ産豚肉とワインの特徴や両業界における最新情報を紹介した。
この後は、製品自体が語る場へと移った。料理分野で幅広い経験を持つタオ・シャン・シェフと“ギルド・オブ・マスター・ソムリエ”による認定を受けたマスターソムリエで、WSET3の資格を持つストーン・ゲンが、料理4品のレシピを出席者に順序を追って実演し(4品の内3品は、メイン食材として豚肉を使ったもので、もう一品はムール貝が主役の料理)、それぞれの料理にベストなチリ産ワインのペアリングが紹介された。
- タイ風豚肉サラダ
- チリ産豚バラ肉とプルーン
- 豚のスペシャル・スペアリブ
- チリ産ムール貝のソテー、中国スパイス風味
このイベントでは、招待客は、料理と共にペアリングされたワインも賞味することでき、また、多くの質問や意見が述べられた。イベントの最後には、ネットワーキングのスペースが設けられ、出席者は、あらためて、紹介された料理やワインを試食・試飲し、参加したチリ企業と関係を深めることができた。
このイベントについて、チリの主なホワイトミート輸出企業を取りまとめ、業界ブランド“チリポーク“を推進する協会チリカルネの会長フアン・カルロス・ドミンゲスは、「北京でのクッキング・ショーにより、様々な地元の関係者に対して、効果的にチリのいろんな美味しい食品をプロモーションすることができ、チリが長期的に安定した関係を保ってきた大国におけるプロモーショに役立つものになったことは間違いありません。中国は、チリにとって極めて重要な貿易パートナーであり、無害性と品質、衛生と持続可能性に関し競争力のある強みを有するチリ食肉産業の輸出製品の価値を認めている国です」と述べた。
一方、“チリ・マッセル”のマネージャーであるフアン・フランシスコ・カラスコは、「海産物やムール貝の消費習慣を考えると、中国が有力な市場であることに疑いの余地はありません。レストランおよびフードサービスは、食品安全と深い味わいに重点を置き、栄養があって、高品質な製品を求めています。それゆえ、チリのムール貝は、こうしたチャネルで大きな需要があるのです」と強調した。
チリは、中国にとって第9位の豚肉供給国であり、チリポークにとっては、主たる貿易相手国である。一方、チリは、世界第6位の食肉輸出国である。さらに、中国は、2022年、チリ産食品の第2位の輸出先国で、輸出額は、34億9,800万ドルに上っている。昨年のチリの食品輸出は、2021年に比べ11%伸びていて、チリの輸出全体の22%を占めている。2022年、豚肉・家禽肉産業は、チリの食品輸出産業の第4位のセクターとして、その地位を確固たるものとしている。
北京でのチリポーク・イベントの情報は、以下のリンクからご覧ください。