水不足に対応する豚肉生産業界

2021年3月1日

チリでは、一部の地域で干ばつと水不足が発生しています。気象現象である干ばつとは異なり、水不足は水の使用方法によって対処が可能です。チリの農業、特に豚肉生産業界は他の産業ほど水資源が必要ではありませんが、チリポークの各企業 […]

チリでは、一部の地域で干ばつと水不足が発生しています。気象現象である干ばつとは異なり、水不足は水の使用方法によって対処が可能です。チリの農業、特に豚肉生産業界は他の産業ほど水資源が必要ではありませんが、チリポークの各企業は様々な手段やシステムで水を再利用、再循環させ、水不足の緩和に貢献してきました。

今回、チリポークの各メンバー企業に、気候変動に対処するための新たな課題に照らして、近年の企業の水資源に対する努力など環境問題への対し方、今後の予定、長期的なプロジェクトなどについて話を聞きました。
アグロスーパー 環境サブマネージャー、マルティン・ランデア氏:
アグロスーパーの持続可能性戦略の基本的な柱の一つは生産プロセス全体で資源をいかに効率的に使うかにあります。2000年以降アグロスーパーでは8つの処理工場の建設、運営を通じて水資源の使用を測定、管理するための最先端の技術を取り入れ、処理水の一部を建物の清掃や農業水として利用するなど再利用できるようにしています。これら施設では、汚物の排出を減らすことも可能にしています。持続可能性戦略、特に水資源の効率的な仕様に関するプロジェクトを恒久的に行うことで養豚まわりでの水の使用は40%の削減に成功しています。

マックスアグロ サステイナビリティ担当 エリザベス・エルメン氏
効率的に水を使うことは重要な課題で、マックスアグロでは長年取り組んできた問題です。この関連で昨年行ったのはウォーターフットプリントの測定です。2020年の1年間、水の有効な使い方について活動する国際組織、ウォーター・フットプリント・ネットワークの評価基準に基づいて測定を行いました。この測定は会社の全ての施設に関係しますので、食肉に関わる全ての生産工程、さらに弊社で生産する果物に関する全ての施設で行われました。この測定だけでなく、様々な取り組みを行っています。この3年間だけを見ても、マックスアグロでハイレベルな水効率を達成

 

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