豚肉産業は、廃棄物処理のために、引き続き多くの投資を行っている。

生産、環境への配慮、操業施設の周辺地域、それらのバランスを確実にとり、持続可能な産業として強化するため、チリの豚肉産業は、サーキュラー・エコノミー（循環経済）への取り組み強化を目指して、世界クラスの技術に2億3,100万ドル以上の投資を行っている。

2021年、同産業の生産（養豚）の80％は先進的な二次処理システムを有していて、その内訳は、54.8％が活性汚泥工場、18.4％がバイオダイジェスター、3.7％がホットベッド（ディープベッド）、2.9％がミミズ・コンポスト（Lombrifiltro）となっている。残りの生産では、19.9％が固形物分離の一次処理で、0.3％は有機廃棄物の処理をしていない。「農業用に有機肥料を生産する他、その過程でエネルギーを生み出すことができるため、後に、社内で使用する、もしくは、近隣地域で利用されています。こうした技術により、生産過程での水の使用量を減らし、チリのウォーターフットプリントを削減することに貢献しています」と、チリカルネの持続可能性部長ダニエラ・アルバレスは述べている。

処理なし　        0.3％

従来の方法　    19.9％

ホットベッド       3.7％

ミミズ・コンポスト           2.9％

バイオダイジェスター     18.4％

活性汚泥法      54.8％