食品安全:食品輸出モデルの基礎
チリの食肉業界に関して、チリ食肉輸出協会のホアン・カルロス・ドミンゲス会長は下記のように話している。「この業界は初期の段階から海外のマーケットを意識してきました。アメリカや日本、韓国のような安全基準の高い国です。そのおか […]
チリの食肉業界に関して、チリ食肉輸出協会のホアン・カルロス・ドミンゲス会長は下記のように話している。「この業界は初期の段階から海外のマーケットを意識してきました。アメリカや日本、韓国のような安全基準の高い国です。そのおかげで新型コロナウィルス感染の危機に対しても万全の準備を整えることができたと考えています。従業員やその家族の健康と社会福祉を保証し、国内外の需要に対する供給を維持することが可能となったのです。」豚肉や鶏肉の業界は以前から安全な食品を作るための様々なプログラムが存在する。プログラムは飼料生産から農場、移送、と畜、カット工場にいたるまで生産工程の全ての段階に存在する。
プログラムは大きく二つに分かれており、一つは微生物学上、もう一つは化学物質に関する安全となっている。
食肉輸出協会のミゲル・アダムズ獣医師は特にこの問題にとり組んでおり、「例えばサルモネラ菌は食品を媒介して病気を引き起こす、世界でも最も発生率の高いバクテリアですが、業界では自社と政府双方によるプログラムが存在します。業界、あるいは企業が行うプログラムとは別に、政府、この場合はチリの農牧庁(SAG)の担当官が行うプログラムがあるのです。」と説明する。
業界はまた、農場でも努力を重ねている。家畜にはSAGに認定された薬品だけが使用することが可能である。
「正しく使用することで残留薬物などの観点からも安全を確保することが可能になります。」と獣医は話している。
食肉業界の企業で働くことは、常に生産工程を最適化し、技術革新を開発するための探究を行う中、オイギス州のある工場の鶏、豚のラインに銅合金コーティングを施す革新的なプロジェクトが行われた。
長年の調査、検証で、赤金属の既知の殺菌特性は、肉製品との直接接触面で使用した場合、プラント内の安全管理を強化するために非常に大きな予防効果があることが判明している。