チリカルネが、ハンス・シュタイン博士と、豚の栄養に関する進歩についてウェビナーを開催

養豚業者が、豚の飼料の分野における最新の進歩について常に情報を入手したいと努力する中、チリカルネは、米国イリノイ大学の豚栄養学の著名な研究者であり、学術的専門家のハンス・シュタイン博士の貴重な参加を得て、このウェビナーを開催した。

去る7月10日（月）に開催されたバーチャル・イベントは、豚の栄養や豚の生産量と品質におけるその効果に関し貴重な知識を得ようと集まったチリ豚肉産業の関係者にとって、興味深い機会となった。

イリノイ大学の研究者であり学者であると共に、単胃動物の栄養学の博士でもあるシュタイン博士が取り上げたテーマの一つが、豚の食事にライムギを利用することだった。そこでは、ライムギにはどのようなメリットがあり得るのか、また、生産者が家畜の飼料にこの穀物を取り入れる際に考慮すべき実用的な配慮についてなどが語られた。

子豚の飼料については、参加者は、豚の成長において極めて重要なこの時期のために特別に設計された新たな大豆製品に関わる進歩について知ることとなった。

ウェビナーの技術的ながら主要なテーマは、豚の飼料の消化性における、酵素、粒子の大きさ、ペレット化、押出成形といったファクターの影響についてだった。いかに特定のプロセスが飼料効率を大幅に向上させ得るのかについて示す研究結果が紹介された。

ハンス・シュタイン博士は、自身のプレゼンテーションで、豚の食事におけるフィターゼの重要性、イノシトール、消化可能なカルシウムと消化可能なリンとの関係についても取り上げた。参加者は、より良い生産結果を得るため、こうした成分を豚の1食分の食事にどのように処方するのが最適なのかについて、技術的な知識を学ぶことができた。

ウェビナーの最後にシュタイン博士は、養豚や豚の福祉に好ましい影響を与える実用的な戦略や貴重な学びを提供しようと、参加者に、豚の栄養に関する優れた取組につい深く考えることを促す一連の結論を述べた。