チリポークのスペイン訪問:豚肉産業における抗菌剤の慎重で責任ある利用を推進

2023年12月18日

世界の様々な国でチリ産豚肉の業界ブランドとして知られるチリポークを代表する協会のチリカルネは、最近のスペインへの訪問で、一連の戦略的活動を通じ、チリの養豚業によるイノベーションとサステナビリティへのコミットメントを示した […]

世界の様々な国でチリ産豚肉の業界ブランドとして知られるチリポークを代表する協会のチリカルネは、最近のスペインへの訪問で、一連の戦略的活動を通じ、チリの養豚業によるイノベーションとサステナビリティへのコミットメントを示した。

養豚業における持続可能性と責任を前進させるために国際協力と知識の交流が重要であることを強調すべく、11月の半ばに、チリカルネの獣医アシスタントであるイグナシオ・マルチャントは、スペイン各地を訪問した。最初に訪問したのは、カタルーニャにあるリェイダのGSP研究所で、チリカルネの“豊かな健康”プログラムにとって極めて重要な研修に参加した。この活動は、豚の病原菌の監視を強化することを中心としたもので、動物福祉と食品安全を向上させ、生産者と共に消費者にも恩恵をもたらすための重要な一歩となった。

「リェイダのGSP研究所への訪問は、協会として推進している病原菌監視プログラム向上活動の一環で行われました。これは、チリ大学獣医・牧畜学部(FAVET)と協力して行っている官民合同イニシアチブです。その目的は、国内の養豚・家禽産業に影響を及ぼす病原菌への感染パターンを追跡し、それによって、世界獣疫事務局(WOAH)の推奨に従い、抗菌剤の慎重で責任ある利用を促すことです」と、イグナシオ・マルチャントは述べた。

さらに訪問日程に従い、チリカルネの代表者は、エランコの厚意により、“333エクスペリエンス・施設と環境2023会議”に出席した。養豚業のエンジニアや獣医師、技術者が参加したこのイベントでは、動物福祉、持続可能性、環境への影響といった重要なテーマが取り上げられた。将来的な動物福祉の規準、養豚業界のこれへの適合、農場における持続可能な技術の導入について議論が交わされ、養豚における、より責任ある実践に向けて重要な一歩を刻むことになった。

訪問の最後は、スペインで養豚業者の利益を代表し、また、それを守る非営利団体の全国養豚業者協会(ANPROGAPOR)のディレクターであるミゲル・アンヘル・イゲラとの要となる会合だった。この会合は、スペインの養豚業界が、どのようにして世界の畜産業において懸念が高まる抗菌剤の処方と利用に関する新たな規準に適合したかについての知識や戦略の交流が中心となった。

チリカルネのスペイン訪問は、両国の養豚業界に恩恵をもたらすだけでなく、世界の養豚業にとって従うべきモデルを定める取り組みとなった。

Compartir