チリカルネは、-18℃から-15℃へ、冷凍食品の保存・輸送についての世界基準を見直すことを提案する「-15℃へ移行(Move to -15℃)」国際連合にメンバーとして参加します。科学的根拠に裏付けられたこの措置は、国際貿易が求める安全性と品質の厳しい基準を維持しながら、エネルギー消費量やコールドチェーンに関わる排出量を削減することに貢献するものです。
数百万トンの冷凍食品が、毎年、「-18℃に保つ」という共通の基準の下で、世界中に運ばれています。現在、その慣行が、グローバルなコールドチェーンをより効率的にし、冷凍保管と輸送に関わる排出量の削減を推し進めることを目指す国際的なイニシアチブに基づき、見直しの対象となっています。
このイニシアチブは、冷凍食品業界に関係する企業や団体によって構成された「-15℃へ移行」国際連合によって推進されています。その目的は、食品の安全性や製品の品質をリスクに晒すことなく、-18℃から-15℃へ、保存と輸送の基準温度を上げる可能性について検討することです。
FAOとWHOは、最近、冷凍温度が冷凍食品の微生物学的安全性とその品質との関係に与える影響について、科学的なデータを収集するための呼びかけを行いました。このイニチアチブは、コーデックス委員会食品衛生部会(CCFH)の最近の会議において、チリカルネの支持を得て、チリの保健省が促した議論が発端となりました。その議論の中で、-18℃の冷凍・保管国際基準の見直しが提案されました。
この国際的な取り組みと並行して、チリカルネは、現在の-18℃から-15℃へ、陸生動物の肉と副産物の冷凍・輸送・保管の温度を変更することを目指す食品衛生規則の改定の提案を、国内で主導しています。協会は既に、規則委員会に技術的データと条文案を提出し、現在、該当するパブリックコメントの手続きの開始を待っているところです。
研究が、安全性に影響なく、省エネをする可能性を擁護
この提案の分析にあたっては、これまでに重要な技術的データが存在します。例えば、ノマド・フーズとキャンプデンBRIによって18か月間行われた研究は、-18℃から-15℃へ冷凍食品の保管温度を上げることは、評価された製品の安全性、食感、味わい、および栄養価に目立った影響なく、冷凍庫のエネルギー消費を10~11%削減し、また、世界のコールドチェーンに関わる二酸化炭素排出量を大幅に削減することができるという結論を得ました。
家禽肉・豚肉の世界主要輸出国の一つであるチリにとって、この議論はとりわけ重要です。なぜなら、より効率的なロジスティクスは、ここ数年進められてきた持続可能性の努力を支援することができるからです。その意味において、チリカルネからは、「輸出セクターとして、科学的根拠に基づき、食品の安全性や品質を十分に守りながら、より効率的で持続可能なロジスティクス・チェーンに向けて前進することのできるイニシアチブを評価しています。「-15℃へ移行」によって推進された提案は、食品の国際貿易の環境フットプリントの削減に貢献することのできる機会となります」と指摘しました。
協会はさらに、チリの食肉セクターの持続可能性、イノベーション、および競争力を促すソリューションを推進し、関係する国際的な技術機関においてこの種の提案の開発を引き続き主導していくと述べました。
現在、食品の冷凍に関するコーデックスの国際基準の見直しは、技術ディスカッションの段階にあります。ブラジルやオーストラリアと共にチリによって主導され、今年、コーデックス委員会食品衛生部会の次回の会議で提出するため、新しい作業提案書が作成されています。その承認の可能性は、この分野における国際規格採択の責任機関である食品コーデックス委員会のメンバー国の中での評価と合意のプロセス次第です。
このプロセスの最終結果を越えて、提案は既に、コールドチェーンの今後についてのグローバルな話し合いを促しています。チリカルネにとって、こうした議論に積極的に参加することは、ルールの変更を事前に予測してイノベーションを促し、国際市場において、安全で持続可能、そして競争力のある食品を引き続き確実に提供していくために、極めて重要です。