動物衛生証明書の電子証明システムの正式導入は、畜産貿易の近代化における画期的な出来事です。それは、セキュリティ用紙の使用を廃止し、衛生手続きのプロセスを迅速化して、主要な市場でチリ産食肉の競争力を強化するものです。
両国の衛生当局、つまり、チリの農業牧畜庁(SAG)とメキシコの食品衛生安全品質管理局(SENASICA)の間での10年以上に及ぶ共同作業の結果、2026年3月2日、チリからメキシコへの牛・羊・豚・家禽の食肉および副産物の輸出に対し、正式に、ペーパーレス方式での畜産電子証明(ECERT)の運用が始まりました。
この方式の発効は、二国間衛生アジェンダでの優先プロセスを強化するものであり、手続きを近代化して、貿易を円滑にすることから、現在輸出セクターにとって具体的な改善となっています。
戦略的な市場と競争力の拡大
この輸出先は、チリのセクターにとって戦略的な市場で、家禽肉の場合、第二位の輸出先市場となっています。そのため、デジタル・システムの導入は、貿易の円滑化や競争力において重要な一歩となります。今回の方式に、米国や中国向けに既に運用されている電子システムを加えると、輸出される家禽肉の数量の77%以上が、電子証明によってカバーされることになります。
「これは、私たちのセクターにとって、とても重要で画期的なことです。ペーパーレスによる電子証明は、衛生業務を近代化するだけでなく、プロセスの効率化を図り、貿易における信頼を強化します。今回の成果は、当局と民間セクターとの間の持続的な技術作業によるものであり、高品質な食肉と副産物の信頼できるサプライヤーとしてチリを再確認するものです」と、チリカルネ・ビジネス・マネージャーのロドリゴ・カスタニョンは強調しました。
ペーパーレス方式が意味するものとは?
ペーパーレス方式での電子証明は、セキュリティ用紙の使用を廃止し、従来の物理的な媒体を正式な効力を持つデジタル文書に置き換えるもので、衛生面でのトレーサビリティを強化して、行政手続きを簡素化することになります。
実際には、証明は、SAGのECZE(動物衛生電子輸出証明)システムを通じて手続きされます。これは、衛生輸出証明書をオンラインで発行し、認証することのできる公的なプラットフォームです。この方式の下では、文書はセキュリティ用紙に印刷されることなく、正式な効力を有するデジタル・フォーマットで運用されることになります。それにより、行政手続きが簡素化され、このプロセスに関わる時間やコストを削減することができます。
システムの運用開始は、順調に行われています。これは、両国の衛生当局間の効果的な調整とこのデジタル方式への秩序ある移行を表しています。この措置は、両国間の貿易のためのこの新たな基準を正式に定める農業牧畜庁(SAG)の通達第147/2026によって、正式に発効しました。
こうした前進は、衛生面での協力を強化し、トレーサビリティを向上させ、そして貿易プロセスを近代化するためにここ数年行われてきた官民共同の作業を確固たるものとするものです。輸出セクターにとっては、文書管理を最適化し、行政手続きの時間とコストを削減し、そして業務効率を高める具体的なツールとなっていて、戦略的市場において食肉と副産物の競争力のある、信頼できるサプライヤーとしてチリを位置づけることに役立っています。